インプラント治療は痛い?痛みの程度・期間と対処・予防法 - あんしんインプラント

インプラント治療は痛い?
痛みの程度・
期間と対処・予防法

登録日:2025年 

インプラント治療は外科手術を伴います。手術は局所麻酔をしたうえで行いますが、痛みへの不安や恐怖からインプラント治療に踏み出せない方もいるかもしれません。また、術後いつまで痛いのかも気になるポイントでしょう。

 

結論として、インプラントの治療中に痛いと感じることはほとんどありません。もし「歯茎の痛みが続く」「噛むと痛い」「数年後に突然痛み出す」などの症状がある場合は、何らかのトラブルが生じているサインです。今回は、インプラント治療の痛みについて解説します。 痛みを軽減する方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

インプラント治療中に痛いと感じることはほとんどない

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インプラント治療では、歯茎を切開して顎の骨を露出させ、そこにドリルで穴を開けて人工歯根を埋め込みます。しかし、局所麻酔を行うため、手術中に痛みを感じることはありません。

もし痛みを感じたときは、麻酔を調節することで対処できるため、我慢する必要はありません。また、インプラントでは通常、局所麻酔を用いますが、痛みへの不安感や恐怖が強い場合は、より感覚や意識を抑える「静脈内鎮静法(セデーション)」を適用することも可能です。いずれの麻酔も、胃カメラ検査などで使われるほど安全な麻酔法であり、入院の必要もありません。

また、インプラント手術には「フラップレスサージェリー」という、患部を切らない術式があります。切る代わりに小さな穴を開け、そこからインプラントを埋め込む仕組みです。歯茎を切開・剥離して縫合する工程がないため、術後の痛みが極めて少ないといわれています。

このように、インプラント治療で痛いと感じることはほとんどなく、痛みを抑えるさまざまな選択肢がありますので、過度な心配はいりません。

インプラント治療で痛いと感じやすいタイミング

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インプラント治療で痛みを感じるとすれば、主に術後や付帯手術によるものが大半です。ここでは、インプラント治療で痛いと感じやすいタイミングを解説します。

治療後の痛み

インプラントを埋め込む手術の後、麻酔が切れてから、縫合した傷口に痛みが生じることがあります。一般的に、痛みの度合いは、インプラントの埋入本数が多いほうがやや強く出るケースが多いようです。

骨造成手術の痛み

「骨造成」とは、インプラントを埋め込むスペースを確保するために顎の骨を増やす手術です。「サイナスリフト」「ソケットリフト」「GBR」などさまざまな方法がありますが、いずれもインプラントを埋め込むより広範囲の手術となります。そのため、手術時間が長く、術後も強い痛みが生じることがあるといわれています。

骨移植・歯肉移植による痛み

「骨移植」とは、インプラントを埋め込むスペースを確保するため、自身のほかの部位の骨もしくは人工骨を患部に移植する手術です。また、インプラントを埋め込む際、歯ぐきが少ない場合には「歯肉移植」を行うこともあります。いずれの手術でも、不足を補う骨や歯茎を採取するため、インプラントを埋め込むポイントとは別の場所を切開しなければなりません。それゆえ、インプラント手術より痛みを感じる部分や範囲が増え、痛みがより強く出やすいといわれています。

インプラント治療による痛みの程度と持続期間

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インプラントに痛みはほとんどありませんが、実際の体感がどの程度なのか気になりますよね。以下で、治療中に生じる可能性のある痛みの程度と、身体的・時間的な負担について解説します。

インプラント治療はどれくらい痛い?

インプラント手術中に生じる痛みの度合いは、抜歯と同程度です。先述のとおり、術中はしっかりと麻酔を施すため、痛みはほとんど感じません。

インプラント手術の時間・期間は?

インプラント手術の術式は、大きく分けて、2回の手術が必要な「2回法」と、1回の手術で終わる「1回法」があります。インプラント1本あたりの所要時間は、一次手術で10~20分、二次手術だと10〜30分程度です。1回法のほうが手術回数が少ない分、心身の負担が少なく、治療期間も短縮できるでしょう。

ただし、1回法は適用制限が厳しく、2回法よりインプラントが骨に結合しづらい そのため、一般的には適用範囲の広さと安全性を考慮し、多くのケースで2回法が適用されます。2回の手術があるといっても、インプラントを埋め込む本数が3本以下なら、平均的な通院回数は2.5回程度です。通院1回あたりの治療や手術にかかる時間も数十分程度なので、過度な負担はかかりません。

インプラント治療の痛みはいつまで続く?

インプラントの手術後の痛みは、主に麻酔が切れた後に生じます。しかしほとんどの場合、歯科医院で処方された抗生物質や鎮痛剤を使用することで痛みは治まります。痛みの継続期間は、個人差がありますが、一般的には約2~3日、長くても1週間ほどで取れるでしょう。

また、術後には患部の腫れが生じることもあります。炎症反応のピークは、術後2~3日です。それ以降は徐々に治まっていき、1週間程度で元どおりになります。術後の痛みや腫れが長引くときは、口腔内トラブルが生じている恐れがあるため、すぐに歯科医院を受診してください。

インプラント手術後の痛みを抑えるためにできること

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インプラント治療による痛みは、術後の過ごし方によっても変わってきます。以下では、術後の痛みを抑えるために自分でできる対策方法をみていきましょう。

術後は安静に過ごす

インプラント手術を受けた当日は、できるだけ安静にするように努めてください。少なくとも手術当日〜2日目までは、湯船に浸かっての入浴やサウナなどの血流を促進する行動は避け、しばらくシャワーのみで過ごすことが推奨されます。同じく、激しい運動や飲酒も血流を促し、痛みが出やすくなるため、術後1週間を目安に控えましょう。

また、手術から2~3日は、患部を刺激するような辛い・固い食べ物は避けるほうが無難です。術後は極力柔らかい食べ物を中心とし、患部付近で噛まないよう注意してください。あわせて、術後も普段どおりブラッシングなどによるホームケアを行う必要がありますが、患部に刺激を与えないよう、優しく磨 きましょう。

処方された薬は指示に従って服用する

一般的に、インプラントの治療後には、感染症予防のために抗生物質を服用します。また、治療直後の痛みを抑える鎮痛剤が処方されることもありますので、痛いと感じたときは、まずそれを服用して様子をみましょう。

薬を使用するときは、歯科医師や薬剤師の指示に従い、用法・用量を守ることが大切です。自己判断で服用方法を変えたり、途中で止めてしまったりすると、歯茎に細菌が感染しやすくなり、痛みや腫れの原因になりかねません。なお、薬を使用しても痛みが続くときは、すみやかに歯科医院に相談してください。

インプラント手術後に注意すべき痛み

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インプラントの治療後、次のような痛みが出たもしくは続くときは要注意です。

  • 痛み止めが効かないほど痛い
  • 患部に麻痺やしびれがある
  • 出血・化膿する
  • 痛みに加えて噛み心地に違和感がある

痛み止めが効かないほど痛い

インプラントの手術後、痛み止めを飲んでも収まらないほど激しく痛む場合や、1週間以上に渡って痛みが続くときは、すぐに歯科医院を受診しましょう。細菌が感染し、炎症を起こしている恐れがあります。

また、インプラント手術をした歯科医院の不備や、不衛生な環境および治療器具が原因で、細菌感染を引き起こすケースもあります。くわえて、処方された抗生物質の服用を途中でやめてしまうことも、細菌感染の原因です。とにかく、痛みが強い場合や、痛みが引かないときは、早期の受診をおすすめします。

患部に麻痺やしびれがある

患部に麻痺やしびれが生じたときは、外科的なミスにより、神経やそれが通る下顎管(かがくかん)を損傷している恐れがあります。口元の神経を損傷すると、痺れや感覚過敏が生じるほか、最悪の場合は麻痺して何も感じなくなってしまいかねません。状態を確認し、早期に治療を開始するためにも、気になる症状や違和感があるときはすみやかに歯科医院を受診してください。

出血・化膿する

インプラント治療後の出血や化膿は、患部の細菌感染や、周辺の血管を損傷していることが原因かもしれません。また、手術から数年後に出血・化膿が生じた場合は「インプラント周囲炎」を発症している恐れがあります。インプラント周囲炎とは、インプラント治療後に生じる歯周病に似た感染症です。歯周病より進行が早く、悪化すると治療が困難になります。

またインプラント周囲炎が進行すると、徐々に顎の骨が痩せていき、インプラントが支えられなくなることもめずらしくありません。初期には痛みといった自覚症状がないケースも多いため、インプラントの使用中に少しでも違和感や不快感を覚えたら、すみやかに歯科医院を受診しましょう。

痛みに加えて噛み心地に違和感がある

インプラントを埋め込んだ後、痛みのほか、噛み心地に違和感を覚えたときは、装置のズレによる噛み合わせの悪化の可能性があります。噛み合わせの悪化は、手術直後のほか、治療から数年後に生じることも少なくありません。

噛み合わせおよびそれに伴うトラブルは、装置や被せ物の調整で解消できます。噛み合わせが悪い状態を放置すると、口腔内全体のトラブルにつながるため、できる限り早期に調整しましょう。

まとめ

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インプラント治療では、手術中の痛みはほとんどありませんが、術後に麻酔が切れることで痛くなることがあります。とはいえ、痛みのピークは数日〜1週間程度です。歯科医師の指示に従い、処方された薬を適切に服用していれば、日常生活に大きな支障が出ることは滅多にありません。ただし、粗悪なサービスを提供する歯科医院で治療を受けたり、治療後のメンテナンスを怠ったりすると、細菌感染のリスクが高まります。細菌が感染して炎症が起きると、痛みや腫れ、出血が現れるだけではなく、顎の骨が溶けてインプラントの寿命を縮める恐れがあります。症状が重篤になってからでは、完治は難しいといわれているため、適切な歯科医院選びと、継続的なメンテナンスによる予防・早期治療が大切です。

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