インプラントはMRIに影響する?検査ができないときの対処法も解説 - あんしんインプラント

インプラントは
MRIに影響する?
検査ができないときの
対処法も解説

登録日:2025年 

インプラントの治療後も、基本的にMRI検査は受けられます。

CTやレントゲン検査も同様です。

MRI検査ができなくなるケースや、問診などで治療できないといわれたときの対処法も解説しているので、術後の注意点が気になる方はぜひチェックしてみてください。

インプラントを埋め込むと、MRI検査ができないという噂を聞き、不安を感じていませんか。

結論として、それは誤解です。多くの場合、インプラント治療をした後も、MRI検査は受けられます。

今回は、インプラント治療とMRIの関係性を解説します。

治療後にMRIができなくなるケースや、CT・レントゲンなどの検査への影響についてもまとめました。

インプラント治療後もMRI検査は受けられる

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「インプラントを埋め込んでいるとMRI検査ができない」というのは誤りです。

一部のケースを除き、悪影響はほとんどありません。

まれに、インプラント治療で電波を跳ね返す性質を持つ素材を使用するケースもあり、その場合は埋め込んだ部分のMRI画像が取得できなくなる可能性があるといわれています。

しかし、全体の検査結果に支障を及ぼすことはめったにないほか、身体的な悪影響の心配もありません。

インプラントにするとMRI検査ができないという誤解が生じる原因

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インプラント治療の経験があるとMRIができないという誤解が生じた主な原因は、検査の仕組みにあります。

「MRI(Magnetic Resonance Imaging)」とは、強い磁気と電磁波を利用して作り出した電波を身体に照射し、内部の断面図を描写する装置です。

脳や血管、細胞など、外部からみるだけでは様子が分からない臓器の精密検査や、病変の検出に用いられます。

 

基本的に金属が使われた装置は、強力な磁気や電波で誤作動を起こしやすくなるほか、発熱・溶解などの危険性があります。

そのため、人工臓器やペースメーカーなどの医療用インプラントを埋め込んでいると、MRI検査はできません。

また、鉄やニッケルなどの磁性を帯びた金属は、MRIの妨げとなる恐れがあるため、一般的には検査前に取り外すよう指示されます。

歯科のインプラント治療に用いる装置にも、金属を含むパーツがあるため、MRI検査で危険が生じるという誤解が生じたのでしょう。

 

しかし、歯科のインプラントは、強力な磁力を持たない金属や非金属の素材が主流です。

強磁気性の金属を含む特殊な装置を用いるケースを除き、多くの場合、MRI検査に悪影響はありません。

MRI検査ができなくなる歯科インプラント治療とは?

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MRI検査を受けるにあたって「オーバーデンチャー」を選択している場合は注意してください。

オーバーデンチャーとは、2本以上のインプラントで、総入れ歯のような取り外し式の義歯を装着する治療法です。

そのうち、連結部となるアタッチメントに磁石が使用されているオーバーデンチャーは、磁気に強い反応を示す恐れがあるため、装着後はMRI検査ができません。

MRI検査への影響が不安な場合は、留め具が磁石ではない装置を選ぶとよいでしょう。

インプラントにするとMRI以外にできなくなる検査はある?

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病院で行う検査には、MRIのほか、CTやレントゲンなどがあります。

結論として、いずれの検査も、インプラント治療後の受診が可能です 。

インプラント治療においても、よく術前・術後の検査にCTやレントゲンが用いられています。

ここでは、各検査の仕組みとインプラント治療が及ぼす影響をみていきましょう。

CT検査

「CT」とは、身体に360度さまざまな方向からX線を照射し、その部分の3D断面図を撮影する検査方法です。

インプラントを埋め込むと、その箇所に金属製パーツの影が映り込む可能性はあるものの、検査自体は受けられます。

CT検査に使用する電磁波は放射線の一種であり、磁場が発生しないからです。

インプラント治療を原因とする、身体的な悪影響もありません。

レントゲン検査

「レントゲン」とは、X線を一方向から照射して身体の断面図を撮影する検査方法です。

CTと同じくX線検査の一種であり、MRIのような磁場を用いた検査ではありません。

そのため、インプラント治療の既往とレントゲン検査の可否は、ほとんど無関係です。

CTより精密度は下がりますが、X線の照射時間が短く、被曝量も抑えられます。

インプラントを理由にMRI検査ができないといわれたら?

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もし検査期間からMRIができないといわれたときは、次の方法を検討してみてください。

 

  • 治療を受けた歯科医院に相談する
  • 上部構造を一時的に取り外す

治療を受けた歯科医院に相談する

もし「インプラントを埋め込んでいるからMRI検査ができない」といわれたときは、まず治療を受けた歯科医師に相談しましょう。

先述のとおり、インプラントを埋め込んでも多くの場合MRI検査は可能ですが、治療法や装置の種類、撮影する位置によっては支障をきたす恐れがあります。

 

いずれにせよ、自己判断はトラブルや後悔の元なので、まずは歯科医師に相談し、判断を仰ぐとよいでしょう。

治療内容がMRIに問題ないものであれば、歯科医師から検査機関へ安全性を説明してもらうことで、安心して検査が受けられるようになるはずです。

上部構造を一時的に取り外す

インプラントだとMRI検査が受けられなくなるケースは、多くの場合、上部構造である人工歯の素材が原因です。

顎の骨に埋め込むフィクスチャー(インプラント体)は、主にチタンやチタン合金が使用されており、MRI検査による影響をほとんど受けません。

まれにジルコニアというセラミックのフィクスチャーを用いるケースもありますが、これは金属ではなく、検査結果に明らかな悪影響を及ぼすものではないといえます。

 

上部構造が磁気の影響を受けやすい場合、スクリューで固定するタイプのインプラントなら、一時的に取り外すことでMRI検査が受けられるようになるでしょう。

MRI検査後、改めてインプラントを装着すれば、何も問題ありません。

まとめ

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インプラント治療を受けた後も、MRIやCT、レントゲンなどの検査を受けることは可能です。

ただし、特定のケースではMRI検査が受けられなくなる場合もあるため、インプラント装置の種類や素材、その性質をきちんと把握しておくことをおすすめします。

 

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