インプラントの手術について|治療の流れと所要時間・費用やよくある疑問を解説 - あんしんインプラント

インプラントの手術について
治療の流れと所要時間・
費用やよくある疑問を解説

登録日:2025年 

インプラントの手術の種類と治療の流れ、所要時間および費用の目安を解説します。

手術に伴う痛みの有無や使用する麻酔、術後の過ごし方などよくある疑問・質問にも回答しているので、ぜひチェックしてみてください。

インプラント治療では、外科手術を伴います。

「痛いのではないか」「怖い」と不安に感じる方もいるでしょう。

今回は、インプラント治療における術式ごとの手術の流れと所要時間の目安を解説します。

付帯手術や費用など、よくある疑問・質問にお答えしますので、ぜひチェックしてみてください。

インプラント手術の術式と治療の流れ

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インプラントの手術には、主に4種類の術式があります。まず、術式ごとの手術の概要と流れをみていきましょう。

2回法

「2回法」とは、インプラントを2回の手術に分けて埋め込む方法です。

一次手術で顎の骨に歯の根っこ部分となるフィクスチャー(インプラント体)を埋め込み、縫合して結合を待ちます。

その後、定期検診の結果に問題がなければ二次手術を行い、フィクスチャーと人工歯の連結部分となるアバットメントを取り付ければ完了です。

 

2回法では、治癒(安静)期間をしっかりおくため、インプラントの定着や安定感に優れます。

手術回数は増えるものの、その分1回の手術にかかる時間と身体的な負担が最小限です。

また傷口を縫合し、インプラントがしっかり定着するのを待つので、 感染のリスクも軽減できます。

 

◾️インプラント手術の2回法の流れをさらに詳しく知りたい方はこちら

インプラント治療の流れ

1回法

「1回法」とは、1回の手術ですべてのインプラント装置を埋め込む方法です。

フィクスチャーと人工歯の連結部分となるアバットメントが一体になったインプラントを、顎の骨に1回の手術で埋め込みます。

そのほか、フィクスチャーとアバットメントを、1回の手術で別々に埋め込む方法もあります。

 

1回法では、インプラントを一度に埋め込むため、手術時間や全体の治療期間が短縮可能です。

ただし、手術工程を短縮して安静期間を置かない分、定着しにくいといったリスクが生じます。

また、十分な顎の骨の量と硬さを要するため、治療を受ける方の状態によっては適用できません。

フラップレス法

「フラップレス法」とは、歯茎を切開しない手術方法です。

手術箇所に小さな穴を開け、そこにインプラントを埋め込みます。

身体的な負担が最小限に抑えられるため、体力に自信のない方や全身疾患のある方でもインプラント治療が受けられる可能性が高まるでしょう。

 

ただし、フラップレス法は通常の手術より難易度が高く、治療が受けられる歯科医院が限られます。

また、綿密な検査や高い技術を要する分、費用も高額になりがちです。

スプリットクレスト法

「スプリットクレスト法」とは、顎の歯槽骨の幅を少しずつ広げ、インプラントを埋め込む手術です。

顎の骨に穴を開ける工程がないため、身体的な負担や神経損傷などのリスクが最小限です。

また、骨密度が低い方でも適用できる可能性があります。

 

ただし、スプリットクレスト法は、骨の硬い部分には適用が困難です。

くわえて、非常に難易度の高い手術であり、治療を受けられる歯科医院が少なく、成功は歯科医師の腕にかかっています。

インプラントの手術時間

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インプラントの手術にかかる時間は、術式によって異なります。

例えば、2回法の一次手術では、1本あたり10〜20分程度が目安です。

二次手術だと、1本あたり10分程度しかかかりません。

入院は不要で、その日のうちに帰れます。

 

インプラントの治療期間全体では、数カ月〜1年程度の期間が必要です。

とはいえ、治療工程ごとの所要時間は短く、通院回数も埋入数が3本以下であれば平均2.5回程度で済みます。

インプラントの付帯手術

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顎の骨が痩せている場合は、インプラント治療の前に「骨造成」という骨量を補う手術が必要です。

「ソケットリフト」「サイナスリフト」「GBR法」などさまざまな種類があり、どの手術を行うかは、治療を受ける方の顎の骨の状態や希望、予算を踏まえて決めます。

 

また、治療箇所の歯肉の量や硬さが不十分だと、審美性が落ちるだけではなく、安定感や持ちも悪くなりがちです。

そのため、事前に歯肉移植手術で厚みを補います。

インプラント手術にかかる費用

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インプラントの手術にかかる費用は、術式や治療内容にもよりますが、 約10万~35万円が相場です。

診察から術後検診までインプラント治療にかかわるすべての費用を含めると、平均して1本あたり 35万〜55万円ほどかかります。

 

また付帯手術にかかる費用は、骨造成手術で約15万円〜、歯肉移植手術では約5〜10万円が目安です。

 

◾️インプラント治療の費用相場や内訳を詳しく知りたい方はこちら

インプラント治療の費用相場は?1本あたりにかかる費用を解説

インプラント手術に関するQ&A

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ここからは、インプラントの手術にまつわるよくある疑問・質問を集めました。

インプラント手術に痛みはある?

インプラントの手術は、麻酔を使うため、術中に痛みを感じることはほとんどありません。

術後に多少の痛みや腫れ、出血が生じることはありますが、抜歯と同程度です。

個人差はあるものの、一般的に痛みのピークは術後2〜3日であり、1週間程度で治まります。

 

◾️インプラント治療に伴う痛みの詳細が知りたい方はこちら

インプラント治療は痛い?痛みの程度・期間と対処・予防法

インプラント手術で使う麻酔とは?

一次手術でよく用いられるのは、口元だけの局部麻酔です。

痛みに弱い方、不安感が強い方の場合は「静脈内鎮静法」が適用される場合もあります。

いずれの麻酔でも術後の回復は早く、入院も必要ありません。

インプラント手術で歯がない期間はどうなる?

インプラントの治療中、歯がない期間は、多くのケースで仮歯を装着します。

なお、インプラントを埋め込んだ直後に仮歯を装着することを「即時荷重」といいます。

奥歯の治療では仮歯を入れずに進めることもありますが、歯がない状態で過ごす心配はほとんどありません。

インプラント手術に保険は適用される?

インプラント治療は、手術も含め、すべて保険適用外です。

基本的に自由診療となり、全額自費での負担となります。

 

とはいえ、インプラントは医療費控除の対象となるため、確定申告で費用負担が減らせます。

デンタルローンや分割払いが利用できる歯科医院もあるので、まとまった費用を用意するのが難しい方は相談してみるとよいでしょう。

 

◾️インプラント治療の保険適用に関する詳細はこちら

インプラントは保険適用される?知っておきたい最新情報

インプラント手術後の食事で注意することは?

インプラントの手術後も食事はとれますが、極力柔らかい食べ物が推奨されます。

固いものや辛いものなど手術箇所に刺激やダメージを与える食べ物は、少なくとも術後2〜3日は控えてください。

 

また、アルコールは血流を促す効果があり、腫れや出血を悪化させる恐れがあるほか、処方された薬の作用に悪影響を及ぼすことがあります。

術後1週間ほど経てば、適量なら問題ありません。

ただし、傷口の治りが遅くなったり、インプラントと骨の結合を妨げたりする原因になりかねないので、手術前の飲酒や、術後の過剰摂取は厳禁です。

インプラント手術前後の過ごし方は?

インプラントの手術前後は、基本的に普段どおりに過ごせます。

体調に問題なければ、仕事を休む必要もありません。

 

ただし、長時間の入浴や激しい運動、強い力での歯磨きは、腫れや出血が悪化する恐れがあります。

特に術後すぐは安静にし、やさしくお手入れするよう気をつけてください。

また、過度な喫煙は、骨の結合や傷口の治癒を妨げます。

治療後の装置の劣化や口腔内環境の悪化を招くリスクも高まるので、控えるもしくは減らすよう努めてください。

まとめ

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インプラント治療の手術は、どの術式も大掛かりなものではありません。

麻酔を使用するので痛みはほとんど感じませんし、日帰りで治療できます。

手術前後は安静に過ごすよう心がけ、過度な飲酒・喫煙は避けましょう。

治療後は、日々のホームケアの徹底と、定期的な通院メンテナンスで、健やかな口腔内環境を保てます。

 

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