インプラントが保険適用にならないのはなぜ?現状と将来的な展望 - あんしんインプラント

インプラントが保険適用にならないのはなぜ?
現状と将来的な展望

登録日:2025年 

2025年8月現在、インプラント治療は保険適用外です。

将来的に保険適用となり、自己負担額が安くなる可能性はありますが、現時点では高額な治療費がかかります。

保険が適用されない背景と、それでもインプラント治療を選択する方が増えてきている理由を解説します。

2025年8月現在、インプラント治療は保険適用外です。

もし今後保険が適用になった場合、費用負担が軽減することから、治療を希望する方が増加すると予想されます。

今回は、インプラント治療に保険が適用されない理由と、現状を踏まえた将来的な展望についてまとめました。

インプラント治療は基本的に保険適用外!費用の目安は?

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インプラントとは、顎の骨にフィクスチャー(インプラント体)という装置を埋め込み、その上に人工歯を連結させる治療法です。

一部のケースを除き、原則として保険が適用されない自由診療となります。

 

インプラント1本あたりの治療費の相場は、約35万〜55万円です。

保険診療が自由に選択でき、治療費の自己負担額が1〜3割になる入れ歯やブリッジと比べると、高額な費用がかかります。

 

■インプラント1本あたりの費用についてさらに詳しく知りたい方はこちら

>>インプラント治療の費用相場は?1本あたりにかかる費用を解説

インプラント治療の保険適用が開始されたのはいつから?

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インプラント治療は基本的に自由診療ですが、2012年から、一定の条件を満たせば保険が適用されるようになりました。

その後、2020年と2024年の診療報酬改定により、インプラントの保険適用の範囲はさらに拡大しています。

ただし、条件は極めて限定的で、該当するのは稀なケースだといえるため、基本的に全額自己負担になると考えて差し支えありません。

 

■インプラントが保険適用になる条件を知りたい方はこちら

>>インプラントは保険適用される?知っておきたい最新情報

インプラントが原則として保険適用にならない理由

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ここでは、インプラントが保険適用外とされる3つの背景をみていきましょう。

制度の目的の範囲外だから

インプラントに保険が適用されない理由は、治療の目的にあります。

現在の国内の保険制度は、生命の維持に関わるような先天的・後天的なケガや病気、欠損の治療を目的とする必要最低限の医療行為が対象です。

適用されるのは、科学的根拠に基づく有効性・安全性が確立された標準治療のみであり、個別の治療計画は立てられません。

 

一方、インプラントは機能性や審美性の向上を主な目的とする治療法です。

ただ機能を補うだけであれば、入れ歯やブリッジなどほかの治療で事足りることから、インプラントは保険適用外となっています。

高額な治療法だから

インプラントは、ほかの補綴(ほてつ)治療と比べ、高額な治療法です。

術式や装置の素材によっても異なりますが、1本あたり数十万円、複数本になると数百万円は下りません。

 

もしすべてのインプラント治療が保険適用になると、自己負担額が減ることから、より多くの方が治療を希望することが予想されます。

すると、国の医療費を圧迫し、現行の保険制度のバランスが破綻しかねません。

すべての被保険者へ普遍的な医療サービスを提供するためには、高額かつ代替可能な治療法は保険適用外にせざるを得ないという背景があるのです。

リスク管理が容易ではないから

インプラント治療は、外科手術と繊細な調整、それらを可能にする高度な設備が要求される治療法です。

術後も、丁寧なケアと定期検診の受診が欠かせません。

 

こうした高度な技術と繊細な配慮が求められる治療法は、医療のリスク管理の観点から、現時点の制度では必要最低限の範囲から外れると見なされます。

将来的にインプラント治療が保険適用になる可能性は?

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現状、インプラント治療は原則として自由診療です。

とはいえ、医療技術は今後ますます進歩し、医療サービスが多様化するでしょう。

口腔内環境が健康寿命にも影響すると判明していることから、高齢化の進展に伴い、インプラントへのニーズの増加も予想されています。

そのため、将来的に保険適用になり、自己負担額が安くなる未来がくるかもしれません。

 

海外では、インプラントが保険適用になる事例が徐々に増えつつあります。

国内でも、インプラントの保険適用範囲は比較的短期間で拡大しており、現在も慎重な議論が重ねられている最中です。

確実なことはまだ分かりませんが、インプラント治療の有効性が見直されれば、公的保険制度の適用範囲が拡大される可能性があるといえます。

保険適用外でもインプラント治療が推奨される理由

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インプラントは保険適用外のため治療費が高額ではあるものの、それに見合うだけのメリットがあります。ここでは、失った歯の治療法としてインプラントが推奨される6つの理由を説明します。

個々の希望に応じた治療が行える

自由診療のインプラントは、装置の材料や適用する術式の選択肢の幅が豊富です。

高品質な素材や、症例ごとに最善の治療法が適用できるため、個々の要望に応じたオーダーメイドの治療が行えます。

理想の機能と見た目を追求できる

自由診療のインプラントなら、噛み合わせや見た目などの繊細な調整が可能です。

一人ひとりの状態に合わせて理想の機能や見た目を追求でき、天然歯に遜色ない機能と見た目を長期的に取り戻せることから、高い満足度を誇ります。

長期的なコストパフォーマンスに優れる

インプラントは、天然歯に遜色ない感覚が取り戻せる、現状では唯一といえる治療法です。

入れ歯やブリッジと比べ寿命が長く、適切なメンテナンスの継続で半永久的に使用することも可能だといわれています。

初期費用は高額になるとはいえ、長い目でみてコストパフォーマンスが抜群です。

健康な歯を多く残せる可能性が高まる

インプラントは、入れ歯やブリッジとは異なり、周囲の歯にほとんど負担をかけない独立した装置です。

残存歯の欠損や喪失が防げるため、良好な口腔内環境の維持・向上につながります。

治療後の保証が充実している

インプラントに限らず、歯の治療後には、定期的な通院による検診とメンテナンスが不可欠です。

インプラント治療は、保証内容が充実している傾向にあります。

一定期間内であれば無料で修理や再治療が受けられるケースも多いため、治療後に万が一トラブルが起こったときでも安心です。

経済的な負担を抑える選択肢がある

インプラント治療は、医療費控除の対象なので、確定申告で一部還付されるほか、節税にもつながります。

また、ローンや分割払いが可能なケースも多く、予算や収入に合わせた計画的な返済計画が立てられます。

 

■インプラント治療の際に組めるローンの詳細はこちら

>>インプラントで組めるローンとは?利用のメリット・デメリットと審査に通りやすくなるコツ

まとめ

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今後の社会の動向によってはインプラント治療が保険適用になる将来がくるかもしれませんが、現時点では一部のケースを除き、全額自費です。

とはいえ、インプラントは天然歯に限りなく近い感覚が取り戻せる唯一といえる治療法であり、高額な治療費に見合うだけの多くのメリットが得られます。

医療費控除や分割払い、術後の保証などの便利な制度を活用し、賢く治療を受けましょう。

 

あんしんインプラント」では、初診相談が無料のほか、追加費用なしのパッケージ料金でインプラント治療が受けられます。

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