インプラント手術後に注意することとは?治癒を早める過ごし方 - あんしんインプラント

インプラント手術後に注意することとは?
治癒を早める過ごし方

登録日:2025年 

インプラント手術後の喫煙・飲酒・食事・運動などに関する注意点を、術後の段階ごとに解説しています。

治療後の過ごし方に疑問や不安がある方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントの手術後は、普段より過ごし方に注意しなければなりません。

誤った行動をとると、失敗やトラブルにつながることがあります。

また治療の完了後も、インプラントと口腔内環境を良好に保つため、適切なケアの継続が必要です。

今回は、インプラントの手術の注意点について、術後の期間ごとに解説します。

 

インプラント手術後に関してよくある疑問・質問

コラム画像

まず、インプラント手術後に関してよくある3つの疑問・質問をピックアップしてお答えします。

インプラント手術後には痛みがある?

インプラントの手術は麻酔を施したうえで行うため、個人差はあるものの、術中に痛みを感じることはほとんどありません。

手術の後や麻酔が切れたときなどに痛みや違和感を覚えることもありますが、たいてい一時的なものです。

 

痛みが気になるときや強いときは、多くの場合、処方された鎮痛剤で対処できます。

もし薬が効かない場合や、手術後1週間以上経っても痛みが続くときは、失敗や感染症などのトラブルの恐れもあるので、すみやかに歯科医院を受診してください。

 

■インプラント治療の痛みに関する詳細はこちら

>>インプラント治療は痛い?痛みの程度・期間と対処・予防法

インプラント手術後はいつまで注意が必要?

過ごし方に注意が必要なのは、目安として1週間程度です。それ以降は、極端に固い・辛いなどの刺激物や激しい全身運動を避ければ、少しずつ普段どおりの生活に戻して構いません。

 

治療後のメンテナンスは、インプラントや口腔内を良好な状態に保つために不可欠です。

手術から1週間経った後は、歯ブラシやデンタルフロス、デンタルリンスなどを使用し、力を込めすぎないよう注意しながら丁寧にケアしましょう。

歯ブラシは一般的なもので構いませんが、術後の特にデリケートな時期は、毛先がやわらかめのものをおすすめします。

 

インプラントが定着するまでの期間の目安は、個人差はあるものの、3〜6カ月程度です。

その間、日常生活に過度な支障をきたすことはほとんどありませんが、適切なケアと定期検診の受診を継続してください。

 

■インプラント治療後のメンテナンスの詳細はこちら

>>インプラントの術後メンテナンスとは?頻度・費用や自宅でのお手入れのやり方

インプラント手術後に腫れや出血があるときの対処法は?

インプラントの手術後2〜3日程度は、何もしていなくてもしばしば腫れや出血が生じることがあります。

手術後にはもちろん止血しますが、帰宅後に再度出血することもめずらしくありません。

 

インプラント手術後の腫れや出血は、基本的に数日で治まります。

しかし口腔内の出血は、唾液と混ざり、本来以上にひどく感じることがあるようです。

多少の出血なら、清潔な脱脂綿やガーゼで軽く押さえて止血し、処方された抗生物質を用法・用量を守って必ず飲み切りましょう。

 

治療箇所に血の塊ができてしまったとしても、触れたり、自分で対処したりしようとせず、気になるときは歯科医師に相談してください。

出血や腫れ、痛みが激しく止まらない場合や、1週間以上続くときも、すぐに歯科医院へ相談しましょう。

インプラント手術直後にやってはいけない5つのこと

コラム画像

インプラント手術を受けた直後は、次の5つの行動は控えてください。

 

  • 喫煙
  • 飲酒
  • 食事
  • 運動・入浴
  • ブラッシング・うがい

喫煙

喫煙は血流や免疫力を低下させ、インプラント手術の傷の治りを遅らせ、予後を悪くする可能性が指摘されています。

特に手術から1週間程度はデリケートな時期なので、禁煙に努めてください。

飲酒

アルコールは血流を促進させる効果があります。

また、感覚が鈍くなり、鎮痛剤が効きにくくなることもあるようです。

したがって手術直後に飲酒すると、出血や痛み、腫れが強くなる恐れがあるので、傷口が塞がるまでの術後1〜2週間は控えましょう。

食事

手術直後の飲食は避けてください。

数時間ほど経てば食事をとっても構いませんが、まだ麻酔が残っている可能性があるので、口腔内を噛んだり、やけどしたりしないよう細心の注意を払いましょう。

また、手術から2〜3日程度は、固い食べ物や熱いもの、辛いもの、粘り気や弾力の強いものなどは刺激になるので、飲食を控えることが推奨されます。

おかゆや柔らかく煮たうどん、スープなど食べやすい食事を選び、治療箇所で噛まないよう注意してください。

運動・入浴

激しい運動・トレーニングや入浴は、血流を促し、痛みや出血を増大させる恐れがあります。

手術直後から数日は、運動を控えて安静に過ごすとともに、湯船に浸かっての入浴は避け、ぬるめの温度のシャワーで済ますことをおすすめします。

仕事は普段どおりで問題ありませんが、身体を激しく動かしたり、過度な負担があったりする業務は休んだほうがよいこともあるため、担当医に判断を仰ぎましょう。

ブラッシング・うがい

術後の治癒期間は、インプラントを埋め込んだ場所のみ歯磨きを控えるよう指導されることがあります。

歯科医師から指示された期間中は、治療箇所を避けてお手入れしてください。

また、インプラント手術直後は、デンタルリンス(液体歯磨き)は使用できません。

粒子の大きな歯磨き粉も控えるよう指示されることもあり、ジェル状の歯磨き粉が推奨されます。

くわえて、口の中の違和感や出血によりうがいをしたくなるかもしれませんが、傷口の治癒の妨げとなるため、少なくとも手術当日は控えましょう。

インプラント手術後の要注意ポイント

コラム画像

インプラントの手術を受けたら、次の2点に配慮してください。

 

  • 処方された抗生物質は用法・用量を守って飲み切る
  • 生活習慣の改善を心がける

処方された抗生物質は用法・用量を守って飲み切る

インプラントの手術後には、多くの場合、感染予防として抗生物質が処方されます。

処方された抗生物質は、必ず飲み切るまで継続して服用してください。

もし自己判断で中断すると、薬の効き目が悪くなるだけではなく、耐性がついてその後の治療に悪影響を及ぼす恐れがあります。

インプラントの成功率と予後をよくするためにも、用法・用量を守って飲み切りましょう。

また、手術後の痛みや腫れは、処方された鎮痛剤を活用してコントロールすることで、快適に過ごせるはずです。

生活習慣の改善を心がける

現在、喫煙や飲酒、歯ぎしり・食いしばりなどの習慣がある方は、改善に努めましょう。

たとえば喫煙は、治療が失敗しやすくなるだけではなく、術後の装置の劣化や感染症の危険性を高めます。

どうしても禁煙が難しい場合は、担当医とも相談のうえ、減煙を心がけてください。

 

また、治療後の過度なアルコール摂取は、唾液の分泌量の減少や口腔内環境の悪化を促すため、適量に留めることが推奨されます。

また、歯ぎしり・食いしばりの癖があると、インプラントに過度な負担がかかって寿命を縮める恐れがあるため、医師に相談して治療や改善に努めましょう。

インプラントの付帯手術後には特別な配慮を要する

コラム画像

治療を受ける方の状態によっては、インプラントを埋め込む前に、骨造成などの付帯手術が必要になることがあります。

付帯手術のあとは、患部の再生を促すためにも、うつ伏せ寝といった血流を滞らせる行動は避けてください。

 

また手術後、むやみに患部に触れると、治癒が遅れたり変形したりする恐れもあるので、極力接触しないよう気をつけましょう。

また、運動や歌唱、楽器の演奏など、呼吸が激しくなる行為も、手術直後は不適切です。

風邪や鼻炎も患部周辺に負担を与えるため、体調管理にも留意してください。

 

まとめ

コラム画像

インプラントの手術後は、いくつかの注意点がありますが、基本的には普段どおりの過ごし方で問題ありません。

医師の指示に従い、極力安静に過ごすことが、体力の回復や傷口の治癒を早める近道です。

喫煙や飲酒、歯ぎしり・食いしばりなどの習慣がある場合は、改善に努めることで、インプラントが長持ちします。

万が一痛みや出血などのトラブルが長引く場合は、すみやかに歯科医院を受診してください。

 

あんしんインプラント」では、インプラント治療の「何?」「なぜ?」を分かりやすく解説したガイドブックを無料で進呈中です。

「インプラント治療に対して不安がある」「セカンドオピニオンを希望している」といった場合も、初回無料でカウンセリングが受けられる全国の提携歯科医院を紹介しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

>>お近くの提携歯科医院の検索はこちら

>>【無料】インプラントガイドブックのご請求はこちら

 

あんしんインプラントでは、
全国の歯科医院と提携した
無料初診相談予約サービスを
ご案内しています

0120-888-282 受付時間:平日9:00〜20:00 土・日・祝9:00〜18:00