インプラントは金属アレルギーがあってもできる?注意点と安全に治療を受ける方法 - あんしんインプラント

インプラントは金属アレルギーがあってもできる?
注意点と安全に治療を受ける方法

登録日:2025年 

インプラント治療は、金属アレルギーのある方でも受けられます。

金属アレルギーのある方がインプラント治療を受ける際の注意点と、選択できる治療法についてまとめました。

治療後にアレルギーと疑わしい症状が出たときの対処法も解説します。

インプラント治療では、金属を含む装置を顎の骨に埋め込みます。

そのため「金属アレルギーがあると治療できないのでは?」と疑問や不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。

結論として、金属アレルギーのある方でもインプラント治療は受けられます。

しかし、いくつかの注意点があるため、治療を受ける前にチェックが必要です。

今回は、インプラント治療と金属アレルギーの関連性と、押さえておくべきポイントを解説します。

金属アレルギーのある方でもインプラント治療は可能!

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基本的に、インプラント治療は金属アレルギーのある方にも適用できます。

顎の骨に埋め込む装置に用いられているのは「チタン」というアレルギーを引き起こしにくい金属だからです。

チタンは表面に酸化皮膜を形成する性質があり、アレルギーの原因物質となる金属イオンが溶け出す心配はほとんどありません。

チタンにアレルギーがある方を除き、過度な心配は不要です。

 

ただし、顎の骨に埋め込むフィクスチャーがチタン製でも、上部構造に金属製の人工歯を使用すると、アレルギーを引き起こすことがあるため注意してください。

そもそも金属アレルギーとは

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ここでは、金属アレルギーの基礎知識をおさらいしておきましょう。

金属アレルギーの定義

金属アレルギーとは、金属に対する免疫の過剰反応が原因で発症する接触性皮膚炎の一種です。

皮膚へ直に接触するほか、口腔内で唾液により金属がイオン化し、それを体内に取り込むことで炎症が起きるケースもあります。

 

金属アレルギーは一度発症すると完治は難しいといわれており、生活や治療などあらゆるシーンでの除去もしくは対策が求められます。

治療時点では問題なくても、金属への慢性的な接触でアレルギーを発症するケースもあるため注意が必要です。

金属アレルギーの代表的な症状

金属アレルギーの主な症状は、金属に接触した部分のかぶれ、かゆみ、痛み、発疹などの皮膚の炎症です。

インプラント治療に関連する症状では、口内炎や口腔内粘膜の角化異常、味覚異常が生じることもあります。

 

また金属イオンが体内に取り込まれると、全身症状を引き起こすことがあります。

患部以外の皮膚の異常や頭痛、肩こり、めまい、倦怠感など、一見すると口腔内とはまったく関係なさそうな箇所が炎症を起こすことも少なくありません。

したがって金属に触れた後、原因不明の体調不良や発熱が続くときは要注意です。

 

金属アレルギーのリスクが高い素材

個々の体質にもよりますが、次のような金属は、金属アレルギーのリスクが高いといわれています。

 

  • ニッケル
  • クロム
  • コバルト

 

上記は、詰め物や入れ歯、ブリッジといった一般的な歯科医療にもよく用いられる素材です。

インプラント治療でも使用されることがあるため、料金や審美性だけではなく、どのような素材が含まれるかも重要な選定基準となります。

金属アレルギーのある方がインプラント治療を受けるときに大切な3つのこと

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金属アレルギーのある方がインプラント治療を受ける際は、次の3つのポイントを意識してください。

 

  • 信頼できる歯科医院を選ぶ
  • 歯科医師へ申告する
  • アレルギー検査を受ける

信頼できる歯科医院を選ぶ

アレルギーのある方がインプラント治療を受けるときは、歯科医院選びが肝心です。

最善の治療法を提案するためには、幅広い症例に対する豊富な知見と経験に基づく判断力を要します。

 

説明を受けても不安が残るときや、治療できないと断られた場合などは、セカンドオピニオンを受けてみるのも一つの手です。

複数の歯科医師の意見を聞くことで、安全かつ納得のいく治療が受けられるようになるでしょう。

歯科医師へ申告する

金属アレルギーがある場合は、初診時に必ず歯科医師へ伝えましょう。

事前に相談すれば、問診や検査の結果から、インプラント治療との適合性をチェックしてもらえます。

 

アレルギーに関するかかりつけ医がある場合は、その旨も併せて相談することで、双方の連携の下で治療が受けられることもあります。

金属だけではなく治療中に使用する器具や薬に反応する可能性もあるため、アレルギーの種類を問わず、必ず医師に伝えるようにしてください。

アレルギー検査を受ける

あらかじめアレルギー検査を受けておけば、アレルゲンとなる素材を避けてインプラント治療が受けられるようになり、安全性が高まります。

 

最も代表的かつ手軽に受けられるアレルギー検査として「パッチテスト」が挙げられます。

パッチテストとは、アレルギーの原因物質を患部に貼付し、経過を観察することでかぶれやすさを判定する検査方法です。

自己流で検査すると正確な判定が得られない可能性があるので、専門機関で受けることが推奨されます。

 

皮膚科を受診するほか、歯科医院によってはその場でパッチテストが受けられることもあるため、問診やカウンセリングの際に歯科医師に相談してみるとよいでしょう。

金属アレルギーがある場合のインプラント治療の選択肢

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金属アレルギーのある方は、インプラント治療の安全性を高めるため、次の方法が適用されることがあります。

 

  • 高純度のフィクスチャーを選ぶ
  • 非金属の素材のインプラントにする

 

高純度チタンのフィクスチャーを選ぶ

インプラントに含まれるチタンの量はメーカーによってさまざまです。

質のよくないインプラント装置には、チタン以外の金属が多く含まれていることもあります。

事前に確認し、信頼できるメーカーのインプラントを採用している歯科医院を選ぶことで、安心して治療が受けられます。

 

また、インプラントの装置の主成分はチタンでも、強度を高める目的で別の金属を混ぜて作られていることがあります。

別の金属が多少含まれているからといってアレルギーのリスクが大幅に高まるわけではありませんが、不安な場合は歯科医師に相談しましょう。

 

非金属の素材のインプラントにする

金属アレルギーのある方がインプラント治療を受ける際は、フィクスチャーはもちろん、人工歯の選択も慎重な判断が必要です。

銀や金(ゴールド)といった金属は避け、非金属の素材を選択することが推奨されます。

 

非金属の素材の代表例は、セラミックやジルコニアです。

いずれもアレルギーリスクが低いだけではなく、強度や審美性にも優れます。

特にジルコニアは、人工歯だけではなく、装置すべてを非金属にする選択肢もあります。

 

ただし、強度を高めることを目的に、一部金属を含むプラスチック・義歯やメタルボンドなどの素材もあるため、心配な方は注意してください。

経験豊富な歯科医師に相談することで、最善の選択肢を提案してもらえます。

インプラント治療後に金属アレルギーが疑われるときの対処法

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前提として、インプラント治療は、アレルギーや感染症などのトラブルに細心の注意を払って行われます。

しかし、治療後に口腔内もしくは全身にかぶれ・かゆみや違和感などが出たときは、すみやかに歯科医院を受診して相談してください。

 

検診や検査で状態を確認のうえ、インプラントが原因のアレルギーである可能性が高いときは装置を除去します。

上部構造がトラブルを起こしているときはそれを交換するだけで済みますが、フィクスチャーが原因の場合は手術で取り出さなければなりません。

アレルギーリスクの低い非金属素材のインプラントで再治療するほか、入れ歯やブリッジなどの別の補綴治療に変更します。

 

治療後のトラブルを防ぐためにも、金属アレルギーがある場合は必ず事前に相談したうえで治療を受けるかどうか検討しましょう。

まとめ

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インプラント治療や装置が金属アレルギーに悪影響を及ぼす可能性は、限りなく低いといえます。

金属を含むパーツを避けて治療を進めることも可能なので、必ず事前に歯科医師に申告してください。

歯科医師と相談しながら、納得のいく治療法を選択することで、安全性と術後の満足感が高まります。

 

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