オールオン4の費用は？
通常のインプラント治療より安い理由と
医院選びのポイント

インプラント治療にあたって、治療本数が多いときの選択肢となるのが「オールオン4」です。

今回は、オールオン4にかかる費用について、片顎のみ、上下ともなど症例ごとの目安や、通常のインプラント治療との比較も踏まえて紹介します。

オールオン4で治療費が抑えられる理由と、検討する際の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。

「オールオン4（All-on-4：オールオンフォー）」とは、4〜6本のインプラントで連結した人工歯を固定する治療法です。

噛む力もしっかりと保ちつつ、治療費や身体的な負担を抑えて複数本の歯をインプラントにできます。

健康な歯がほとんどない方や、現在使用している入れ歯が合わないと感じている方に推奨されます。

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オールオン4とは？費用相場や総入れ歯と比較したメリット・デメリットを解説

オールオン4の費用相場は、片顎につき総額で約200万〜400万円です。

治療の詳細な内容・工程や装置のメーカー・素材、付帯手術の有無などによっても費用が上下します。

通常のインプラント治療と同じく原則として保険適用外の自由診療となるため、歯科医院によって異なる料金体系となっている場合もありますが、基本的には相場程度に収まります。

オールオン4で上下の歯を治療する場合にかかる費用は、片顎の2倍となる総額400万〜800万円程度です。

片顎と同様、歯科医院や症例などによって費用が異なります。

オールオン4で治療を受けた後のメンテナンス費用の相場は、1回あたり数千〜1万円程度です。

通院頻度の目安は、3カ月〜半年に1回程度となります。

術後のメンテナンスも、インプラント治療と同じく基本的に保険適用外となるため、一般的な歯科診療での検診費用より高額で、全額自己負担です。

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インプラントの術後メンテナンスとは？頻度・費用や自宅でのお手入れのやり方

たとえば、片顎すべての歯を通常の方法で治療する場合、約14本のインプラントを埋め込むことになります。

治療費の目安は、インプラント自体の費用だけでも最低490万円程度です。

さらに検査や手術、メンテナンスなどさまざまな工程を加えると、総額で莫大な費用がかかります。

一方オールオン4なら、治療本数にかかわらず、片顎につき総額で最低約200万です。

治療本数が多い場合は、費用負担が相対的に小さくなります。

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インプラントとオールオン4｜特徴・違いや費用を踏まえた最適な治療法の選び方

通常のインプラント治療の相場は、1本あたり35万〜55万円です。

複数本の治療となると、その分治療費もかさみます。

対して、オールオン4で埋め込むインプラントの本数は、治療本数にかかわらず片顎につき最小4本です。

つまり、治療本数が多いほど、治療費および身体的な負担が大きく抑えられる仕組みになっています。

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インプラント1本あたりの費用は？前歯・奥歯や本数による金額の違いと負担軽減のコツ

インプラント治療では、多くの場合「2回法」という術式が適用されます。

手術が2回あるため、治癒（安静）期間を含めると、治療が完了するまでにかかる期間は数カ月〜約1年間です。

治療本数が多いと、その分手術時間と治療期間もさらに長くなります。

一方、オールオン4における手術回数は基本的に1回のみです。

平均3〜6カ月程度ですべての治療が完了し、通院回数が少ないことから、治療費も安く抑えられます。

通常、インプラント治療では顎の骨が痩せているとフィクスチャー（インプラント体）が埋め込めません。

そのため、事前に骨造成手術を施し、厚みを補う必要があります。

オールオン4なら、顎の骨の適切な部分を選んでインプラントを埋め込めます。

基本的に付帯手術が不要な分、治療費の総額が抑えられるのです。

前提として、一般的な相場より低い料金を掲げているオールオン4やインプラント治療を受けるのは危険だといえます。

インプラントの治療費が高額なのは、高度な技術と専門性、最新の設備に加え、丁寧なカウンセリングを要するからです。

いずれか一つでも欠けていると、治療中や治療後のトラブルのリスクが上がります。

また、提示されている料金が総額表示でない可能性もあります。

くわえて、インプラントにはさまざまな種類がありますが、認可を受けたクオリティの高い装置はいずれも相場費用前後です。

したがって、一般的な相場より安い料金が提示されている場合、非認可や質の悪いインプラントを使用していたり、追加料金で結果的に費用がかさんだりする恐れがあります。

後悔を防ぐためにも、費用の安さだけではなく、安全性とクオリティ、総額でのコストパフォーマンスを第一に考えて選択してください。

オールオン4や通常のインプラント治療を受ける歯科医院を選ぶ際は、次の5つのポイントに着目して比較・検討しましょう。

• 歯科医院・歯科医師の実績
• 院内環境・設備の内容
• 術前検診・カウンセリングの対応
• アフターフォローの内容
• 分割払い制度の有無

オールオン4は、インプラント治療の中でも特に高度な技術が要求される治療法です。

一般歯科の名医がインプラント治療にも精通しているとは限らないため、かかりつけ医や家から近いからといった理由だけで選ぶのはおすすめできません。

インプラントの実績の多さは、専門性や信頼性を測る指標です。

経験豊富な歯科医師なら、多くの症例に対応した実績があり、幅広いケースで最適な治療法を提案できる可能性が高いといえます。

オールオン4をはじめとするインプラント治療では、CTといった高精度のX線検査機器と、オペ室もしくはそれと同等の設備環境が不可欠です。

歯科医院によって院内環境や設備の内容はさまざまであり、高度であるほど治療費もかかるものの、安全かつ快適に治療が受けられます。

事前にどのような環境・設備かをチェックし、満足のいく治療が受けられる歯科医院を選んでください。

インプラント治療の満足度を高めるには、入念な検診やカウンセリングが肝心です。

相談しにくかったり、一方的に意見を押し付けてきたりするような歯科医院では、安心して治療が受けられません。

特にインプラントでは、治療後のメンテナンスを含め長い付き合いとなるため、気軽に相談しやすい歯科医院を選ぶことが大切です。

術前検診やカウンセリングでの対応から、自身との相性を見極めましょう。

インプラント治療後は、定期的に通院し、メンテナンスを受けなければなりません。

入れ歯やブリッジと比べると寿命が長いとはいえ、装置には個体差があるほか、生活習慣やメンテナンスのやり方によっては平均寿命より前に故障・不具合が生じることもあり得ます。

アフターフォローが充実した歯科医院やプランを選べば、トラブル発生時の調整・再治療や治療後のメンテナンス費用の一部が無料もしくはリーズナブルに受けられます。

オールオン4やインプラント治療が気になっていても、まとまった費用が難しい場合は、分割払い制度の有無を確認しましょう。

分割払いにすれば、1回あたりの費用負担が抑えられます。

また、制度に応じた任意の回数が設定できるため、計画的な返済計画が立てられるでしょう。

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インプラントで組めるローンとは？利用のメリット・デメリットと審査に通りやすくなるコツ

複数本の連続した歯の治療ができるオールオン4は、費用負担を抑えたいときの有効な選択肢となります。

手術が基本的に1回で済むため、治療にかかる時間や身体的な負担も最小限です。

ただし、相場以上に安いオールオン4を安易に信用してはいけません。

安全性を高め、インプラント本来の機能性を担保するためにも、高度な技術と専門性、最新設備を備えた信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。

オールオン4が受けられる歯科医院を探しているなら「あんしんインプラント」におまかせください。

経験豊富なインプラント専門医が在籍する全国の歯科医院の中から、要望や立地条件に合う名医を指定して無料カウンセリングが受けられます。

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