インプラントの手術時間はどれくらい?術式ごとの埋め込み時間と長引く要因 - あんしんインプラント

インプラントの手術時間はどれくらい?
術式ごとの埋め込み時間と長引く要因

登録日:2025年 

インプラントの手術時間は、治療法や治療を受ける方の状態によっても異なりますが、多くの場合約10〜20分、長くても数時間程度です。

術後は安静が必要ではあるものの、日帰りできます。

術式による手術時間の違いや、長引く要因を解説しています。

インプラント治療の工程には外科手術があります。

大掛かりな手術ではなくとも、手術というと「長い時間がかかる」「痛い」というイメージがあり、怖いと感じる方もいるのではないでしょうか。

今回は、インプラントの手術にかかる時間の目安と、長さを左右する要因について解説します。

インプラント手術にかかるトータル時間

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インプラントの手術時間は、治療本数にもよりますが、完了までに数時間〜半日程度かかります。

手術自体は10〜20分であり、長くても1時間程度で終わりますが、手術前の処置や手術後の状態によってはしばらく院内での安静が必要です。

とはいえ、多くの場合日帰りでき、入院を要するケースはほとんどないため、日常生活や仕事に大きな支障をきたす心配はありません。

 

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インプラントの手術について|治療の流れと所要時間・費用やよくある疑問を解説

【術式別】インプラント治療の手術時間の目安

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インプラントの手術にかかる時間は、治療法によって異なります。

ここでは、インプラント治療における手術時間の目安を、代表的な5つの治療法ごとにみていきましょう。

2回法の手術にかかる時間

インプラント治療における「2回法」とは、2回に分けてインプラントを埋め込む術式です。

一次手術にかかる時間は、1本あたり約10〜20分が目安となります。

 

その1〜2週間後に抜歯、3〜6カ月程度の治癒(安静)期間を置いた後、二次手術を行います。

二次手術にかかる時間は、一次手術より短く、1本あたり約10分です。さらに数週間程度の治癒期間を置き、作製した人工歯を取り付ければ治療が完了します。

 

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インプラント治療の流れ

1回法の手術にかかる時間

インプラント治療における「1回法」とは、1回の手術でインプラントの埋め込みと人工歯の装着を完了させる術式です。

1回法の手術時間は、1本あたり約20〜30分が目安となります。

2回法より1回あたりの治療時間は長くなるものの、治癒期間や二次手術が必要ないため全体の治療期間が大幅に短縮可能です。

そのため、複数本の治療であっても、基本的に日帰りできます。

 

ただし1回法の適用は制限が大きく、口腔内や身体の状態によっては受けられないほか、定着しにくいというリスクがある点に注意してください。

オールオン4の手術にかかる時間

「オールオン4」とは、顎の骨に4〜6本のインプラントを埋め込み、複数本が連なった形状の人工歯を固定する治療法です。

手術時間の目安は約1〜3時間です。

 

1回の手術時間は長いように思うかもしれませんが、オールオン4なら複数本の歯を一気に治療できてむしろ時間短縮になります。

治療箇所に1本ずつインプラントを埋め込む場合と比べ、身体的・経済的な負担も大きく抑えられます。

また、手術当日に仮歯を装着する「即時荷重」を適用することも可能であり、作製や噛み合わせの調整など数時間ほど要しますが、歯がない期間をなくせるのもメリットです。

 

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オーバーデンチャーの手術にかかる時間

「オーバーデンチャー」とは、顎の骨に2本以上のインプラントを埋め込み、総入れ歯のような取り外し式の義歯を装着する治療法です。

手術時間の目安は約1〜2時間。

ただし、オーバーデンチャーでは健康な歯の抜歯が必要で、それに5〜10分程度の時間がかかることがあります。

 

オーバーデンチャーは、複数本の歯を通常のインプラント治療やオールオン4より費用を抑えて治療できるほか、治療時間・期間も短いです。

ただし、機能性は通常のインプラント治療やオールオン4に劣るほか、取り外せることによる特徴の違いにも注意しましょう。

 

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インプラントの付帯手術にかかる時間

治療を受ける方の顎の骨や歯肉の状態によっては、インプラント治療を始める前に、付帯手術が必要です。

たとえば、顎の骨の厚みが足りない場合は「骨造成手術」を行います。

骨造成手術の手術時間の目安は30分〜1時間程度です。

インプラント手術と別日に行うケースが多いのですが、口腔内の状態や院内設備によっては同時に行える場合もあります。

 

インプラントの手術時間を左右する5つの要素

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インプラントの手術時間は、次の5つの要素との関連で目安より長くなったり短くなったりすることがあります。

 

  • 口腔内や顎の骨の状態
  • 全身の健康状態
  • 歯科医院の設備
  • 歯科医師の腕
  • 麻酔の種類

口腔内や顎の骨の状態

口腔内の状態が良好な場合、インプラント手術の時間も短く済みます。

例えば、もし顎の骨の厚みが足りない場合は骨造成手術が必要となり、その分時間がかかります。

また、歯周病や虫歯などがある場合、その治療が優先されるため、全体の手術時間も長くなるでしょう。

全身の健康状態

加齢による体力減退や全身疾患などがある場合、インプラント手術の難易度が上がります。

必ずしも治療が受けられないわけではありませんが、安全性を高めるため、より慎重な対応と追加処置を要することも多いです。

その結果、手術時間や、手術後の院内での安静時間が長引くことがあります。

歯科医院の設備

歯科医院の設備が充実していれば、高度な治療が短時間で施せる可能性が高まります。

たとえば、高性能なCTスキャナがあれば、手術の精密なシミュレーションが可能となり、結果的に手術時間の短縮が可能です。

また、安全かつ高精度な手術を補助するツールである「サージカルガイド」を導入している歯科医院で治療を受けることで、すみやかに治療が完了する可能性があります。

歯科医師の腕

インプラント手術の時間の長さは、歯科医師の腕によっても大きく左右されます。

また、インプラント治療に用いられる多彩なツールをうまく使いこなせるかどうかも、歯科医師の腕によるところが大きいです。

つまり、経験豊富で優れた技術を持つ歯科医師の下で治療を受ければ、平均より短い時間で手術が完了する可能性があります。

麻酔の種類

通常、インプラントの手術では局所麻酔を用いることが大半です。

しかし、恐怖感や抵抗感が強い方、血圧の上がりやすい方などには「静脈内鎮静法」を適用する場合もあります。

 

静脈内鎮静法とは、麻酔を静脈内に注射もしくは点滴し、鎮静状態にする麻酔法です。

意識は保ったまま、うとうとしたような状態で手術が受けられます。

局所麻酔と同じく日帰りが可能ですが、手術前に数分、手術後に数十分〜1時間程度の追加時間を要するため、完了までの時間が長くなる傾向にあります。

まとめ

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インプラント治療における手術時間は、1本あたり短くて約10分、長くても3時間以内です。

治療本数にもよりますが、多くの場合手術は半日〜1日以内に完了するため、日常生活や仕事に大きな支障が生じることはほとんどありません。

選択する治療法や治療を受ける方の状態によっても時間が左右されるので、不安な方は事前にインプラント専門医に相談してみましょう。

 

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満足のいく治療を受けるためには、治療や手術にかかる時間の目安や費用など、疑問・不安をあらかじめ解消しておくことが大切です。

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

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