インプラントのメーカーはどこがいい?製造元による違いと世界4大メーカーの特徴 - あんしんインプラント

インプラントのメーカーはどこがいい?
製造元による違いと
世界4大メーカーの特徴

登録日:2025年 

インプラント治療を受ける際、どのメーカーの装置を使用しているかは歯科医院選びにおける重要なポイントになります。

インプラントの平均寿命は10〜15年であり、半永久的ともいえる長い期間に渡って使い続けることを考慮すると、慎重な判断が必要です。

今回は、インプラントの主要メーカーとそれぞれの特徴を踏まえ、選定基準と最適なメーカーの選び方を紹介します。

日本・世界にインプラントメーカーはどれくらいある?

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現在、世界中で数多くのメーカーがインプラントを開発・提供しています。

日本国内で使用されている装置だけでも、50~100社にも上るメーカー数です。

したがって、一口にインプラントといっても、メーカーによって形状や素材、表面構造、サイズなどが異なります。

歯科医院によって取り扱うメーカーが違うため、それぞれの特徴を理解し、個々の状態や希望に合うものを選ぶのが理想です。

日本・世界で多くのシェアを占めるインプラント4大メーカー

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ここでは、日本・世界で多くのシェアを占める4大インプラントメーカーを紹介します。

ストローマン

スイスのストローマン社は、世界70カ国以上で使用され、世界シェアNO.1といわれるインプラントメーカーです。

1974年から臨床応用され始め、長い歴史が裏付ける信頼性の高さと、1,400万本を超える埋入実績を誇ります。

インプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)と提携し、より良い装置の開発に取り組んでいます。

 

ストローマン社のインプラントの特徴は「SLA(Sand-blasted Large-grit Acid-etched)」というサンドブラスト処理と酸処理を組み合わせた表面加工です。

インプラントと骨の結合を促す独自技術で、短期間で安定性の高い治療を実現しています。

 

>>ストローマン社のインプラントの相場価格を知りたい方はこちら

ストローマンのインプラントの価格は?特徴・評判と多くの歯科医院に選ばれる理由 – あんしんインプラント

 

ノーベルバイオケア インプラント

スイスのノーベルバイオケア社は、世界屈指のインプラントメーカーの一つ。

1965年に、チタンと骨が完全結合する装置を展開したことでも有名です。

装置の種類が豊富で、過去に開発されたインプラントも数多く供給し続けているため、メンテナンスの際に困りません。

 

ノーベルバイオケアのインプラントの特徴は「タイユナイト」というフィクスチャーの形です。

表面に無数の小さな穴を開け、表面積を広げることで、骨とインプラントの結合を強めています。

アストラテック インプラント

スウェーデンの半官半民企業であるアストラテック社のインプラントです。

1985年から臨床応用された長い歴史を持ち、主にスウェーデンで製造されています。

 

アストラテック社のインプラントは、表面にミクロレベルの処理を施し、骨と装置の結合を高めている点に定評があります。

周辺組織に与える負担が少ないことや、長期的に安定して使用できる高い強度が大きな特徴です。

ジンヴィ

ジンヴィ社(旧ジンマー・バイオメット・デンタル)は、本社を置くアメリカを中心に世界で多くのシェアを占めるインプラントメーカーです。

歯や骨に含まれるHA(ハイドロキシアパタイト)を使用した「MP-1®HAコーティング」という表面処理や「スプライン」という連結部分、短いフィクスチャーの形状など、多彩な特徴を持つインプラントシステムを展開しています。

 

骨との結合力と維持力が高く、状態にかかわらず適用できる可能性の高いインプラントとして、難症例の治療の際にも重宝されています。

有名メーカーのインプラントが推奨される理由

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有名メーカーのインプラントは、主に次の2つの理由から、多くの歯科医院で選択が推奨されています。

 

  • 安全性が高い
  • メンテナンスしやすい

安全性が高い

粗悪なインプラントを使用し、格安で治療を提供しているケースもあるため、どのメーカーのインプラントを取り扱っているかが歯科医院選びの一つの基準です。

世界的に普及している有名メーカーのインプラントは、埋入の症例数が多く、治療後の経過年数も長い傾向にあります。

そのため、安全性が確立されており、安心して使い続けられます。

 

また、有名なメーカーのインプラントは骨と結合しやすく、長持ちしやすいことも特徴です。

予後もよく、長期的にみて満足度が高いといわれています。

メンテナンスしやすい

マイナーなメーカーのインプラントは、メンテナンスが受けられる歯科医院が限られることもメーカー選びが重要な理由です。

インプラントのパーツはそれぞれが対になっていることが多く、基本的に互換性がありません。

 

インプラントは寿命が長く、長期的に使い続けることを前提としています。

もし自身に埋め込んだメーカーを取り扱う歯科医院が見つからないと、調整や再治療が困難になりかねません。

有名メーカーのインプラントは取り扱っている歯科医院も多いため、引っ越しや転院などの際にも安心です。

インプラントメーカーによって異なる3つのポイント

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インプラント装置は、メーカーによって主に次の3点に違いが現れます。

 

  • 装置全体の構造
  • フィクスチャーの形状と表面処理
  • 人工歯の素材

装置全体の構造

インプラントは、メーカーによって装置全体の構造が異なります。

構造の違いは、大きく分けて「ツーピース」「ワンピース」の2種類です。

 

ツーピースは、顎の骨に埋め込む「フィクスチャー(インプラント体)」上部構造となる「人工歯」それら2つをつなぐ「アバットメント」の3つのパーツで成り立っています。

一方、ワンピースタイプはフィクスチャーとアバットメントが一体になっており、1回の手術で埋入が完了する構造です。

 

>>インプラントの構造をより詳しく知りたい方はこちら

インプラントの構造を徹底解説!パーツごとの仕組みや天然歯との違いとは?

フィクスチャーの形状と表面処理

インプラントのフィクスチャーの形状は、メーカーによって大きな違いがあります。

なお、現在の主流の形状は次の2種類です。

 

  • スクリュータイプ:ネジのようならせん状の形
  • シリンダータイプ:凹凸のない円筒状の形

 

上記のほか、バスケットタイプとブレードタイプなども存在しますが、治療のリスクや耐久性などの問題から現在ではあまり使用されていません。

 

また、フィクスチャーの表面処理もメーカーによって異なるポイントです。

さまざまな処理方法を組み合わせ、インプラントと顎の骨の結合力を高めています。

 

>>インプラントのフィクスチャーについてより詳しく知りたい方はこちら

インプラントのフィクスチャーとは?素材・種類や埋入方法を解説 – あんしんインプラント

人工歯の素材

メーカーごとの違いが顕著に出やすいのが、インプラントの素材です。

人工歯の素材には、プラスチックや金属のほか、高品質なセラミックやジルコニアなどがあります。

メーカーによっては複数の素材を組み合わせた独自のインプラントを開発しています。

 

>>インプラントの素材についてより詳しく知りたい方はこちら

インプラント1本あたりの費用は?前歯・奥歯や本数による金額の違いと負担軽減のコツ

まとめ

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インプラントのメーカーや、その装置の特徴は多種多様です。

それぞれの特徴を踏まえて自分に合う装置を見極められるのが理想ですが、どれを選べばよいか迷ったときは、国内認証を受けた有名メーカーのインプラントを選べば間違いありません。

特に4大インプラントメーカーの装置を採用していることは、安全性の証ともいえます。

ウェブサイトやカウンセリングなどで、どのメーカーを用いているのか事前に確認してから歯科医院を決めることで、安心かつ満足のいく治療が受けられるでしょう。

 

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